title


会長挨拶

Grüssworte vom neuen Präsidenten
Greeting from new Presidents
肩書は就任当時のものです


西嶋 義憲  Yoshinori Nishijima  金沢大学教授
2016年7月 -

 昨年の総会で、楠根重和元会長の後任として会長に就任した西嶋です。会長は初めての経験です。何をどうしたらいいのかさっぱりわかりません。会員の皆さまからのご助言を頼りに、徐々に慣れていき、当協会をより一層意義あるものにしていきたいと思います。皆さまのご協力を切に期待しております。よろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、皆様にとりまして、今年も素晴らしい一年になることをご祈念いたします
2017年1月
楠根 重和  Shigekazu Kusune  金沢大学教授
2013年7月 - 2016年7月

 2013年5月に会長に再任されましたので,最近の思うところを書いてみます。この間,他の都道府県の日独協会の活動を見る機会がありました。またドイツの独日協会もいくつか訪れました。活発な協会があれば,そうでない協会もあります。日独交流に情熱をかけている真剣さの違いが現れているのだと思います。また,本当に情熱を持った人が何人その協会にいるのかも大きなファクターです。この二つで見劣りのしている団体は,活動が停滞しています。他の地域との協会の交流も失われてきます。協会の意味のある活発な活動を通じて,新会員が増えてきます。停滞すると,会員数も減っていき,じり貧になっていきます。

 幸いなことに石川日独協会は活発な活動をしている団体だと認知されるようになりました。ドイツ大使館や大阪・神戸ドイツ総領事館との関係もとても良好です。石川県のドイツとの交流がある両市との関係も密接になっています。自己満足の交流ではなくて,私たちの活動が,両国間の交流に真に寄与していることを,これからも皆様に実感頂けるように努めますので,今後とも変わらぬご支援をお願いします。

2013年6月15日

楠根 重和  Shigekazu Kusune  金沢大学教授
2010年7月 - 2013年7月

photo

 石川日独協会の強みは何でしょうか。

 一つは学都金沢と関係あるのですが,ドイツ派がとても多いと言うことです。早瀬名誉会長と奥様の慶子会員,西嶋義則副会長,安藤謙治新副会長と奥様の文江会員,徳家宏理事,足立英彦理事,岡井直道理事,佐藤文彦理事,安藤常光理事,櫻井利夫理事,淺野周二理事と奥様の弘子会員,大竹裕志理事,久保治輔理事とその奥様のアンネッテ会員,前川治郎理事,木戸博也新理事,小町玲子会員,藤村和昌会員,元吉瑞枝会員,渡辺博佐会員などです。

 そして今一つは文化の彩りを強く持ち,様々なバックグランドをお持ちの人々が集まっていることです。お医者さんだけの集まりではありません。企業家だけの集まりではありません。行政だけの集まりではありません。弁護士,行政書士,ジャーナリスト,医師,政治家,陶芸家,建築家,物理や化学研究者,実業家,文学者,劇演出家,音楽家,歌手,主婦,薬剤師,行政官,介護士,教師,謡曲家,茶道家,不動産業者,個人経営者,建設業者,学生,スポーツ・クラブ経営者,飲食店業,製薬業者,和菓子業者など。このようなドイツへの共通の関心を持ちながらも,異業種と異文化が集まっているという点が,石川日独協会を特徴づけております。しかも会員相互の風通しと,緊密な人間関係,これが日本の中で石川日独協会が異彩を放っている理由だと思います。

 国と国との関係は外交官や閣僚が行いますが,市民レベルでの外交は石川日独協会のような民間人がボランティアで支えているのです。シュタンツエル大使が語ったように,私達のような団体がなければ,大使といえども市民と直接対話が出来ません。民間外交が実りのある交流となるためには,私達の持っているマンパワーをフルに発揮することが何よりも必要です。

 石川日独協会は,情報の共有,人的リソースのネットワーキングを大切にして,私達一人一人が,この会に入って良かった,この会を支えているのだと,自覚できるような団体にしたいと思います。早瀬前会長の下,会員が自発的に行動し,支えてくればこそ,今日の石川日独協会があるのです。私は,これを引き継ぎ,発展させ、そして次の会長へとバトン・タッチしていく決意を新たにしております。皆様の一層の協力をお願いするとともに,ご要望がありますれば,事務局の方にお伝え下さるようお願いします。私達会員の要望と期待は,皆違います。それらの期待をすべて叶えることは不可能だと思いますが,多岐にわたる催し物を開催することで,出来るだけ皆様のご要望に応えたいと思います。

 ドイツとの関係ばかりではなくて,バック・グラウンドが異なる会員相互の交流を一層進め,他の都市の日独協会との連携を進めてまいります。他の都道府県で素晴らしい催し物があるとき,それを積極的に石川県にも誘致し,こちらの物も他の協会に紹介したいと思っています。今年度から来年度にかけて日独修好条約締結150周年行事が行われますが,石川日独協会もこれに参加します。石川日独協会は素晴らしい取り組みを行いましたねと,他の協会から賞賛されるようなものになるためには,皆様の協力が不可欠であります。

 新会長に選ばれました私は,いわゆる肩書きもなにもありません。皆様をリードできるような人格も知性も十分あるとも思えません(少しぐらいはあるとは思いますが)。少しだけ誇れるとしたら,ドイツを,日本国籍を捨てる一歩手前ほど愛したことがあったことぐらいだと思います。これが本当に誇れることなのかどうかと詰問されると,返答に窮するのですが,ドイツのことを少しは分かっている者として,日独双方の市民が互いに理解する民間外交のお手伝いができると思っています。

 早瀬名誉会長のように,とてもダンディなお姿で,流暢な言葉と気配りで,皆様の前に立つことはできませんが,これまで私にお示しになった,皆様の温かいご理解と忍耐を頼みに,暫く会長を勤めさせていただきますので,よろしくお願いします。

早瀬 勇  Isamu Hayase; 金沢星稜大学学長
2007年7月 - 2010年7月
2010年7月より名誉会長

photo

 本日の2007-2008年度総会で,石川日独協会の会長に就任いたしました。これからも会員の皆様とご一緒に,楽しく有意義な日独交流を進めてまいりたいと思います。

 日本とドイツの関係は,まれに見る平和で友好的な二国間関係と言えます。共に第二次大戦で敗れ,「経済の奇跡」といわれた経済復興を果たし,そしていま共に国連の常任理事国入りを目指しています。古い歴史と文化を重んずる点も,モノ作りが得意なのも共通しています。おまけに,かつては外交下手とも言われました。

 40年前の留学以来,国際金融や大学交流で多くのドイツ人とお付き合いしてきましたが,私のドイツ人に対する信頼が揺るいだことは一度もありません。私たち市民の草の根の交流が,両国の相互信頼を確かなものにすると思います。

 これからも運営委員会を中心に,会員の皆さんの汗とアイディアで石川日独協会を日独交流の歓喜の広場にしていきましょう。
山村 勝郎  Katsuo Yamamura  金沢星稜大学元学長
2004年7月 - 2006年9月

 石川日独協会は、2004年7月に発足しました。日本とドイツは明治以来、文化芸術、政治経済、科学技術など近代社会のあらゆる面で多様な関係を持ってきました。とくに最近では、地方都市をはじめ地域住民のレベルでの交流が多くなり、石川県でも金沢を中心に文化交流、経済交流が盛んになってきました。ドイツ各地に滞在したり旅行したり留学した経験を持ち、ドイツの人々と親しい関係のある方、あるいはドイツから石川県など北陸地域に留学やビジネスの関係で訪問、滞在される方も少なくありません。また、ドイツを中心とする最近のEUの動向には、北陸地域の多方面の人々が関心を高めています。

 私たちはこのような日本とドイツの人々のつながりを大切にし、ドイツに関する知識を吸収したり、日本の地域事情をドイツに紹介する活動を広めたいと思っています。そのための組織として石川日独協会がつくられたのです。しかし、私たちはあまりに専門的であったり、社交的な集まりにせず、ドイツという共通のテーマのもとに、いろいろなレベルの人々の集まりにし、日独交流に関心のある人々の横のつながりを深めるような催物や行事をやっていきたいと考えています。

 広い知識を求めたり、広い人間関係を期待される方は、これまでドイツに関わりのなかった方でも、私たちの企画する催しに参加してくだされば、物の見方も変わってくるのではないでしょうか。

 石川日独協会の活動を通じて、地域の日独交流がいっそう発展するよう願っております。

ページ上部へ


Copyright Japanese-German Society Ishikawa. All rights reserved.